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2022年10月11日

ほとんど見かけなくなってしまったポスト

私は中学生の頃からポスト形の貯金箱を愛用しており、20年以上経過した現在も使用中です。
この貯金箱は円柱型の赤いポストなのですが、現在このタイプのポストはかなり少ないようで、街中で見かけることはなくなってしましました。
実物はほとんど見たことがありませんが、このデザインが大好きです。
そこで、現在主流の四角いポストになったのは、いつごろからなのか気になって調べてみました。
郵便ポストの歴史を振り返ってみたいと思います。

郵便というサービスが日本で始まったのは、明治4年のことで、東京、京都、大阪と、それを結ぶ東海道の宿場にポストが設置されました。
当時のポストは四角い箱に足がついた形で色は黒、郵便の利用方法や料金表などが箱の表面に貼られていたようです。
明治5年になると郵便は全国に広がり、各地に郵便局とポストが設置されていきます。
全国に置かれたポストは、板を柱のように四角く組んだもので、こちらも黒く塗られています。

赤くて丸いポストが登場したのは明治34年、火事に強い鉄で作られました。
通行の邪魔にならないように角がなくなり、よく目立って夜でも分かりやすいように赤くなったといいます。
その後、戦争が始まると資源不足で鉄製ポストが作られなくなり、コンクリートや陶器で代用されました。
戦後には、再び鉄製のポストに戻りました。

赤い円柱のポストが最後に作られたのは、昭和24年のことでした。
郵便物の増加に伴い、集荷スピードが求められるようになると、使い勝手の良い角型ポストへと移行して行き、その後、郵便物の大型化に伴い、ポストも大型になっていきます。

ポストの歴史を細かく見ていくと、実に多くのデザインが登場してきたことがわかりますし、いかに投函しやすく、集荷しやすいかを追及した結果、今の四角い形に行きついた事が窺い知れます。
今後も現役で活躍するポストの中に、少数ながらも円柱形の赤いポストが残っていくことを願っています。
ほとんど見かけなくなってしまったポスト


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Posted by sugarbutter at 18:00│Comments(0)ライフスタイル
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